3月3日の誕生花|花言葉の由来、誕生日の有名人、何の日かも解説
3月3日の誕生花:モモ(桃)
モモはバラ科サクラ属に分類され、春になると赤やピンク・白の花を咲かせる中国原産の花木です。日本でも縄文時代以前から栽培していましたが、主に薬用や観賞用でした。実の甘い品種が渡ってきた江戸時代以降から品種改良が盛んになり、食用の実桃や観賞用のハナモモが誕生しました。
実桃は花びらが5枚の一重咲き、ハナモモには花びらが10枚ある八重咲きが多く見られます。
モモ(桃)の花言葉
モモにつけられている花言葉には、・私はあなたのとりこ・気立ての良さ・チャーミング・天下無敵などがあります。これらは、どの花色にも共通する花言葉です。
古来より、モモは女性を象徴する花であるとされてきました。「私はあなたのとりこ」などの花言葉は、そうした考えに由来するものです。
また、モモには邪気を払う力があり、不老長寿の霊薬であると信じられていたことから「天下無敵」がつけられたといわれています。
西洋でのモモの花言葉は、・私はあなたのとりこ(I am your captive)・比類なき素質(unequaled qualities)です。
また、寒さに耐えて咲くモモの美しい姿から、フランスでは・辛抱・忍耐という花言葉がつけられています。
モモ(桃)が誕生花の日
モモが誕生花の日は、3月3日以外に加えて3月5日、4月12日があります。なお、3月5日のみ白色の花が対象です。
モモ(桃)の季節・開花時期
本来、モモの花が咲き始めるのはサクラよりも少し早い3月下旬~4月頃です。しかし、3月3日に桃の節句があることから、市場では暖所で管理された花つきの枝が、2月下旬頃から流通し始めます。
3月3日の誕生花:レンゲソウ
レンゲソウは、マメ科に属する越年草です。原産地は中国で、花の姿がハスに似ていることからその名がつきました。花色は・赤・紅紫・紫・白があり、正式な和名は「ゲンゲ」です。
根の部分に土を肥やす効果があることから、稲を収穫した後の田んぼに植えられることもあります。また、ハチミツの源である蜜源植物としても有名です。
レンゲソウの花言葉
レンゲソウの花言葉には、・心がやわらぐ・あなたと一緒なら苦痛がやわらぐの2つがあります。どちらも可憐なレンゲソウの花に似合う、ホッとできるような言葉ですね。
上記でご紹介した2つの花言葉がつけられたのは、レンゲソウの薬効にあるといわれています。
レンゲソウの根にはフラボノイドやサポニンなどの成分が含まれ、原産地の中国では、紀元前1世紀頃の文献にすでに病への抵抗力などの効果が書かれているほどです。現在でも、根を乾燥させたものが漢方薬として使われています。
西洋におけるレンゲソウの花言葉も、「your presence softes my pains(あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ)」です。レンゲソウがもたらしてくれるものは、西洋も日本も同じなのかもしれませんね。
レンゲソウが誕生花の日
レンゲソウを誕生花にしているのは、3月3日の他に3月22日、4月8日、8月31日です。
レンゲソウの季節・開花時期
秋に発芽したレンゲソウは、翌年の4月~5月頃に花を咲かせます。
普段私たちがレンゲソウの花として見ているものは、とても小さな花の集合体です。小花を放射状に広げて咲く姿が、1輪の花のように見えているんですね。
3月3日生まれの偉人・有名人
3月3日生まれの偉人・有名人には、第81第内閣総理大臣の村山富市(1924年)や、経済学者の竹中平蔵(1951年)などがいます。また、電話の発明で知られるアレクサンダー・グラハム・ベル(1847年)や、元サッカー選手のジーコことアルトゥール・アントゥネス・コインブラ(1953年)も、3月3日が誕生日です。
3月3日は何の日?
3月3日と聞いてすぐに思いつくのは桃の節句・ひなまつりではないでしょうか。その他にも3月3日を記念日に制定しているものがいくつかあります。
- 耳の日:「3(み)3(み)」の語呂合わせから。
- 金魚の日:江戸時代、ひな祭りの際に金魚を一緒に飾る風習があったことから。
- 平和の日:「女の子の健やかな成長を祝うひなまつりは平和の象徴である」という考えのもと、国際ペンクラブが発案。
まとめ
3月3日の誕生花であるモモとレンゲソウ、その花言葉や由来などについて紹介しましたが、いかがでしたか?
どちらもピンク色を連想する可愛らしい花ですが、邪気を払う力があると信じられていたり漢方薬の原料になっていたり、どこか力強さを備えた一面も見られましたね。
モモもレンゲソウも春の花。開花時期を狙って、満開に咲き誇る花を探しに行くのも楽しいかもしれませんよ。