幸福の木ドラセナの魅力。育て方や風水効果、おすすめ品種を紹介
『幸福の木』という名前で親しまれている『ドラセナ』は、育てやすい観葉植物の代表格です。水やりや温度調整など、コツを押さえればスムーズに成長します。基本的な育て方と風水効果を紹介します。インテリアとして選ぶ参考にしてみましょう。
インテリアに最適なドラセナの魅力
ドラセナは、『幸福の木』と呼ばれていたり『風水的によい』といわれていたりと、置くだけで幸運が舞い込んできそうなイメージが持たれている植物です。
種類や形が豊富なので、好みに合うものを見つけやすい点も人気の秘訣です。主張し過ぎず、空間をスタイリッシュに彩ってくれるドラセナは、部屋はもちろんホテルのロビー、オフィスのインテリアとしてもぴったりでしょう。
まずはそんなドラセナの魅力について迫ります。
『幸福の木』と称される
ドラセナは、『幸福の木』として人々に親しまれている植物で、品種では『ドラセナ フレグランス マッサンゲアナ』がそのように呼ばれています。
ほかの品種においても『幸福』にまつわる花言葉を持っているため、インテリアや贈り物としても高い人気を誇っている観葉植物です。
ハワイでは、ドラセナを家の外に置くと『幸福が舞い込む』と信じられており、このことが幸福を招く木といわれる所以とされています。
種類が豊富
ドラセナの人気は、豊富な品種にもあります。品種は50にものぼるともいわれており、アジアやアフリカの熱帯地方に自生しているものの中には、高さ20mにも成長するものもあるほどです。
インテリアとして日本で好まれているものには、ホテルのロビーで使われる2mほどの高さのものから、家のテーブルに置けそうなものまで様々なサイズがあります。
また、葉の色や模様にも、緑の強いものから赤みが混ざったもの、斑点があるものまでバリエーションも様々です。具体的な種類については、特に人気があるものをピックアップして後半で紹介します。
風水効果も期待できる
ドラセナは、花言葉が『幸運』であるだけではなく、風水的にも幸福や金運を呼び寄せるとされています。葉が上に向かって伸び、先端が細く尖っていることから、運気を上げて邪気を払う効果があるとされているのです。
そのため、風水効果を期待するのであれば『玄関』『リビング』『キッチン』などに置くのがよいでしょう。
玄関は、入ってくる悪い気を遠ざけてくれる効果があり、リビングでは部屋の4隅に停滞する運気の流れを改善してくれます。キッチンでは『火』『水』という二つ空気を『木』の運気で中和し、バランスを整えてくれるとされています。
観葉植物として人気の秘密は?
イメージのよさや風水効果が特徴のドラセナですが、これ以外にも『育てやすい』という点が人々に親しまれている理由でもあります。人気の秘訣についても見ていきましょう。
初心者でも育てやすい
ドラセナは、コツを押さえれば初心者でも失敗なく育てることのできる植物です。
乾燥や暑さに強いものの、湿気と寒さに弱いため、環境や温度の管理はとても重要ですが、『室内で育てることができる』ので、お手入れのハードルは下がります。
日本の気候を考えると、風通しがよく、レースのカーテン越しに日が当たるくらいの明るい室内に置いて育てるのがおすすめです。
どんな空間にもマッチする洗練された形状
ドラセナが観葉植物として人気があるもう一つのポイントは『見た目』です。どの種類を選んでもスタイリッシュな印象なので、置いておくだけで部屋の雰囲気がカッコよく決まります。
また、横に広がらず、縦に伸びる特徴があるので、室内の限られたスペースに置けるというメリットも見逃せないポイントといえるでしょう。
生育に適した環境は?
ドラセナは、もともと熱帯地方の植物であり『乾燥を好む』『寒さに弱い』などの特徴があります。日本の気候で適切に育てるためには、日当たりや置く場所、土の種類などを自生環境に近づけることが必要です。
スムーズに育てるためのポイントについて見ていきましょう。
日当たり具合
ドラセナは、適度な日当たりを意識した場所に置くことが大切です。直射日光に弱いため、あまり日に当て過ぎてしまうと葉が黄色く変色してしまい、元の美しい緑色には戻らなくなってしまいます。
室内での生育をメインに直射日光を避け、レースカーテン越しに日の当たる窓際など、普段から日当たりのよい場所に置いておくとよいでしょう。
あまり日が当たらない場所に置く場合は、1週間のうち4日ほど、4~5時間程度の日光浴を行うことで日照不足を防ぎます。外に出す場合は『気温15度以上』を目安にするとよいでしょう。
温度管理
『温度管理』もドラセナの成長には重要なポイントです。暑さには強いものの、寒さには弱い性質があるため、日本の気候環境の中では特に冬場のケアが必要です。
適温環境は『20~30度』ですが、むずかしい場合は10度以上の環境を目指しましょう。温度が5度以下を下回ると、株が弱くなり、生育に影響が出てしまいます。
また、温度管理をスムーズにするためには、地植えを避けることも大切です。鉢植えにしておくことで、室内・屋外の適した温度環境に移動させられるようにしておくとよいでしょう。
水はけのよい土
ドラセナは乾燥を好む植物なので、『水はけのよさ』をキープするようにしましょう。用土には、購入してそのまま使える『観葉植物用の培養土』がおすすめです。
用土をブレンドするプロセスから楽しみたい場合は、赤玉土をベースにします。『赤玉土:腐葉土またはピートモス=7:3』の割合でブレンドしましょう。
基本の育て方
さて、ドラセナをいざ育てるとなると、日々どのようなお手入れが必要になるのでしょうか。およそのイメージを持っていただくため、ここでは『水やり』と『肥料』にポイントを絞って紹介します。
季節別の水やり方法
ドラセナは、根腐れを起こしやすいので『乾燥気味』に育てましょう。頻繁に水やりをする必要はないので、お手入れは比較的楽です。季節ごとに頻度が変わるのがポイントになるため、以下を順に押さえていきましょう。
まず、通年で共通する水やりのコツの3ポイントを見ていきましょう。