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金のなる木の育て方・栽培方法|用土・水やり・植え替え・増やし方を解説

金のなる木の肥料の与え方|肥料は4~7月に与えよう!

金のなる木は、多くの肥料を必要としない植物です。肥料をたくさんやり過ぎると枯れてしまうので、与え方には注意しましょう。

『4~7月の生育期』に1度、「緩効性化成肥料」か「油かす」を根元からできるだけ離れた場所に施すことが基本です。

もしくは、2週間に1回程度の割合で、薄めた液肥を水やりの代わりに与えましょう。休眠期には肥料は与えません。

金のなる木の育て方で注意する病害虫|カイガラムシに注意

カイガラムシは観葉植物・野菜・果樹など、多くの植物につく害虫です。たくさんの種類がいますが、『白っぽい小さな粒状の虫』が葉や茎についていたら、カイガラムシの可能性が高いでしょう。

動くタイプもいれば、脚がなく動かないタイプもいます。いずれの種類も植物の汁を吸って弱らせるので、見つけ次第捕殺しましょう。

カイガラムシがついている範囲が狭い場合、ヘラでこそげ落とすか、水で洗い流すと効果的です。

広い範囲に発生してしまった場合、殺虫剤や木酢液を葉や茎に直接スプレーしましょう。あらかじめ、根元にまいて使用するタイプの薬剤を使用し、害虫を寄せ付けない方法もあります。

金のなる木の植え替え・植え付け・増やし方(挿し木)

植え替えや増やし方

金のなる木を丈夫に育てるには、適度な植え替えをすることが大事です。同じ鉢でずっと育てていると、根がいっぱいになってしまい、成長を妨げてしまいます。

また、挿し木で簡単に増やせるので、自分で育てた植物を増やす喜びを実感できるでしょう。植え替え方や増やし方を紹介します。

植え替えのタイミングは2~3年に1回

金のなる木が大きくなったら、大きい鉢に植え替えましょう。そのまま育てると、根がいっぱいになって「根詰まり」を起こしてしまいます。鉢底を見て、根が出ていたら植え替えが必要です。

少なくても、2~3年に1度の割合で植え替えを行いましょう。もとの鉢より『一回り大きな鉢』に植え替えることが基本です。

あまりに大きな鉢に植えると、土がなかなか乾かず根腐れすることもあります。同じ大きさの鉢で育てたい場合、伸び過ぎた根を切り、葉を剪定して数を減らしてから同じ鉢に植え替えましょう。

増やし方は挿し木が一般的

金のなる木は剪定で切った芽を利用し、挿し木で増やせます。『4~10月頃』が挿し木に向いている時期です。簡単に増やせるので、ぜひ挑戦してみましょう。

  1. 切った芽を風通しの良い場所に置き、切り口を乾燥させる
  2. 川砂や多肉植物用の土の上に挿す
  3. 水を与えずに管理すると1カ月程度で根が出てくる
  4. 根付いたら鉢に植え替える

挿し木のほかにも、葉挿しで増やせます。摘み取った葉の切り口を乾燥させ、川砂や多肉植物用の土を入れた平皿に浅く挿し、水を与えずに管理するだけです。

新しく出てきた葉が十分に育ったら、古い葉を切り離して鉢に植え替えましょう。

金のなる木の葉や茎が枯れる原因は?

葉や茎が枯れる原因は?

順調に育っていたのに、急に葉や茎が枯れてくることがあります。植物が急に枯れる原因は、環境の変化や育て方が関係している場合が多いです。

早い段階で原因を知って対処すれば持ち直せるので、様子がおかしいと思ったら世話の仕方を変えましょう。葉や茎が枯れる原因を紹介します。

葉が落ちてしまう

金のなる木の葉が落ちてしまう場合、『日照不足や水の与え過ぎ』が原因となっている場合が多いです。葉が落ちてきたら、置き場所や水やりの頻度を見直しましょう。

また、成長して鉢の中が根でいっぱいになってしまうと、根が酸素不足に陥り葉が落ちることもあります。

一般的に、購入してから2~3年たつと植え替えが必要です。一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けをしましょう。

茎がひょろひょろになる

日照不足や肥料の与え過ぎによって、茎がひょろひょろと長く育ってしまうことがあります。見た目が良くないだけでなく、病害虫に負けやすくなってしまうので、健康状態に気を配りましょう。

日当たりの良い場所で管理すると、茎が間延びせず丈夫に育てられます。冬場に肥料を与えると株に負担がかかるので、4~7月の生育期に与えましょう。

肥料を与え過ぎると、最悪の場合、枯れてしまいます。必要な時期に適量を与えることが大事です。

まとめ

金のなる木は、日当たりの良い場所で水やり頻度に注意しながら育てると、丈夫に育ちます。季節によって、水の与え方を変えることが重要です。

年間を通して水やりを控えめに育てることと、休眠期は水をほとんど与えずに育てることを押さえておきましょう。冬場は霜にあてないように、屋内の窓辺など、日当たりが確保できる場所で育てます。

また、日当たりが悪い場所で育てると、ひょろひょろとした姿に育ってしまったり、病害虫が発生しやすくなるので注意しましょう。

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