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百日紅(サルスベリ)の種類・品種一覧!花の色や人気品種の特徴や見分け方を紹介

サルスベリは『百日紅(ヒャクジツコウ)』とも呼ばれる、初夏から初秋まで長く楽しめる花木です。比較的育てやすいといわれますが、種類によって大きさや色は異なります。購入前にサルスベリの花の色や花言葉、人気の品種をチェックしておきましょう。

百日紅(サルスベリ)の花色の種類と花言葉

サルスベリの色の種類と花言葉

サルスベリは街路樹や公園などでも多く見られる、人気の高い落葉高木です。『育てやすい』『花を長く楽しめる』という特徴のほか『色のバリエーションが多い』のも見逃せない魅力でしょう。

初夏から秋ごろまで長く楽しめる、サルスベリの色の種類と花言葉を紹介します。

サルスベリの花の色

サルスベリの花の色と聞いてまず連想されるのは『桃色』『赤紫色』『白色』です。

桃色は、サルスベリの中では最も一般的な色でそのバリエーションは多く、淡いピンクから濃いピンクまでさまざまです。どの色味を選ぶかで、花の見せる印象もガラッと変わります。

一方、赤紫色は夏にふさわしいはっきりとした色合いが魅力です。南国の花のように艶やかな色は、夏の青空や濃い緑によく映えます。

そして白色のサルスベリは、清楚な表情を持つ花です。落ち着いた爽やかな雰囲気で、こちらも夏の青空によく似合います。

上記のほか、赤色・紫色・褐色のサルスベリも見られます。

サルスベリの花言葉

サルスベリの花言葉は、次の四つです。

  • 雄弁
  • 愛嬌
  • 不用意
  • あなたを信じる

まず『雄弁』は、暑い季節でも花を次々と咲かせる、サルスベリの堂々とした花ぶりに由来する言葉です。また、『サルも滑る』といわれるツルツルの幹は、『愛嬌』『不用意』という花言葉の由来となりました。

そして、『あなたを信じる』という花言葉は、朝鮮半島に伝わる恋人たちの伝説に由来しているそうです。

一般に花言葉は、花の色によって異なるケースが多々あります。しかし、サルスベリについては特に色による違いはありません。

百日紅(サルスベリ)の種類・品種まとめ

庭木として人気な中高木性品種

庭木としても人気の中高木性品種

ごく一般的なサルスベリの多くは、中高木性品種です。順調に成長すれば3~10mになることがほとんどで、シンボルツリーとしても人気があります。

サイズ感や華やかさは品種によって異なるので、自宅の庭のスペースや周囲の植物とのバランスを考えて選びましょう。

特に庭木として好まれる、中高木性のサルスベリを紹介します。

ブラックパール ホワイト

ブラックパール ホワイト

花はきれいな白色であるのに対し、葉は黒く、つぼみは赤色をしています。その洗練された花ぶりは、洋風の住宅にも似合ういで立ちです。

アメリカで育種された新しい品種で、樹形は直立型、育成後の高さは枝張り約2.5m、樹高は3mほどになります。サルスベリとしては比較的コンパクトなサイズ感なので、空きスペースが少ない庭でも植えやすい点も魅力です。

また、サルスベリは「うどんこ病が心配」という人も多いでしょう。ところがブラックパールホワイトは、うどんこ病への耐性が高くなるよう改良されているため、初心者でも育てやすくなっています。

ブラックパール レッド

ブラックパール レッド

鮮やかな真紅の花びらと、黒葉のコントラストが目を惹くサルスベリです。

つぼみは花と同系色の赤色をしており、情熱的な雰囲気があります。落ち着いた雰囲気の庭木を探している人にとっては有力な候補となるでしょう。

また、樹木としての特徴はブラックパールホワイトと同じです。アメリカで育種された品種なので病気に強く、さほど大ぶりにはなりません。枝張り約2.5m、樹高は3mほどで、育てやすい品種です。

ディアルージュ

ディアルージュ

神奈川県農業技術センターでの交配により生まれた、日本産サルスベリです。その名の通り濃い赤の花が咲く上、つぼみも愛らしい赤色をしています。1株だけでも抜群の存在感なので、シンボルツリーとしてもおすすめです。

また、枝が横に張らないため、比較的小さなスペースでも栽培できます。ただし、寒さへの耐性はさほど高くないため、寒冷地での栽培には不向きです。

大きくならない矮性品種もおすすめ

大きくならない矮性品種もおすすめ

サルスベリの購入を考えたとき「植える場所がない」「鉢植えで楽しみたい」という場合は、一定の大きさ以上生育しない『矮性』の品種を選んでみてはいかがでしょうか。

スペースの問題でサルスベリを諦めていた人でも気軽に楽しみやすい、おすすめの品種を紹介します。

インフィニティ マゼンタ

コンテナ栽培用に開発された、サルスベリの新品種です。名前の通りの濃いピンクカラー(マゼンタ)の花がボリュームたっぷりに咲き誇ります。小さいながらも華やかさがあり、庭にアクセントがほしいときにぴったりです。

また、樹高は60~120cmほどにしかならないので、植える場所を選びません。花壇の境界に植えたりコンテナに植えたりとさまざまな楽しみ方ができます。

花が終わってしまう秋ごろは葉が色付き、紅葉を楽しめるのも魅力です。

チカレッド

チカレッド

『インフニティ マゼンタ』が赤味よりの濃いピンクなのに対し、『チカレッド』はピンクの色味が強いカラーです。

樹高は60~150cmほどですが、花付きはよく見応えがあります。「サイズが小さいとサルスベリらしさが損なわれるのでは」と不安を感じる人にもおすすめです。

また、自然樹形が美しいので、グラウンドカバーにするよりは鉢植えや小型の庭木に適しています。成長が遅いため剪定の必要がなく、病気耐性が高いのも魅力です。

ただし、挿し木繁殖が難しいのはデメリットといえるかもしれません。

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