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観葉植物に白カビが発生。知っておきたい原因や対処方法とは

重曹の濃度が濃すぎると、植物が固くなったり、形が変化してしまったりする可能性があります。植物が枯れてしまう最悪のケースもあり得るので、重曹の濃度には十分に気を配って使用しましょう。

土をアルコールで消毒

観葉植物を育てている土にカビが繁殖してしまったときは、『アルコール』を使ってカビを消毒します。市販されている『台所用アルコールスプレー』でも効果があるので、手軽にチャレンジできる方法です。

まず、カビの繁殖した土の表面を植木鉢から取り除き、新聞紙などを敷き、その上に土を広げます。そこに、アルコールスプレーを満遍なく吹きかけましょう。しっかりと土を日光に当てて乾かしたら、アルコール消毒は完了です。

ここまでする時間がない場合は、カビの生えた部分に直接アルコールを吹きかけるだけでも効果を得られます。そのような場合は、植物に直接アルコールがかからないように注意してください。

葉っぱの白い物体はカビではない可能性も

ここまで、観葉植物に繁殖する白カビについて紹介してきましたが、実は、葉っぱに付着している白い物体が白カビではない可能性もあります。そのため、ここまで紹介してきた対処方法を白カビだと思って実践しても、効果がない場合があるのです。

白カビでないのであれば、一体どのような現象なのでしょうか。白カビ以外の白い物体について紹介していきます。

白い綿や粉をつけるコナカイガラムシ

観葉植物の葉っぱや茎に付着している白カビ以外の物体は、『コナカイガラムシ』と呼ばれる害虫の可能性があります。コナカイガラムシは、植物の枝や茎、葉っぱに付着して汁を吸うことで生きているのです。

そのため、コナカイガラムシの被害が進むと、観葉植物の枝が枯れてきてしまい、最後には植物自体が死んでしまいます。

また、コナカイガラムシには、殻を被ったように動かないものや脚を使って移動するものなど多くの種類がいます。繁殖した際には白カビかどうかの区別をしっかりして対処するようにしましょう。

少ない場合は水で流す

観葉植物を死に至らしめてしまうコナカイガラムシにも、対処法があります。

コナカイガラムシが繁殖する『発生期』は4〜10月とされていて、この時期に幼虫が成長して数を増やすのです。コナカイガラムシを除去する退治期も、発生期に合わせた4〜10月が良いとされています。

コナカイガラムシは水に弱いため、数が少ない場合は水で流しましょう。これが最も、観葉植物に負担が少ない対処方法だとされています。

キンチョール、オルトランDXなど薬剤を使う

コナカイガラムシが、水で流せないほど大量に発生してしまった場合は、『キンチョール』や『オルトランDX』などの薬剤の使用を検討します。

成虫のコナカイガラムシは防除が困難な害虫ですが、幼虫は薬剤に弱いという特性があります。そのため、5~7月の抵抗力の弱いふ化直後に、定期的に薬剤を散布しましょう。

まとめ

観葉植物を育てるのは難しいことではありません。しかし、白カビの発生は、観葉植物を育てるうえ起こりやすい現象で、ささいなことで大繁殖する場合もあるのです。まずは発生させないよう、観葉植物の置き場所や環境に気を配りましょう。

もしも白カビやうどんこ病が発生してしまった場合でも、今回紹介した方法で対処できます。手間のかかる方法ではないので、きちんと対処すれば被害を最小限に防ぐことが可能です。

また、白カビだと思っていたらコナカイガラムシが原因のこともあります。その場合でも、水で洗い流したり薬剤を使用したりすれば対処できるのです。大切な観葉植物を、カビや害虫からしっかりと守ってあげましょう。

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